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和名 ムジナモ
群馬県館林市にて

 
漢字表記 狢藻
別名・異名
古名 
語源 和名は草姿がムジナの尾に似ていることから。
属名は、イタリアの植物学者A.Aldrovandiの名に因んでいる。
種小名「小胞から成るように見える」の意。
学名 Aldrovanda vesiculosa
英名 Waterwheel plant,
Common androvanda
仏名 Alrovanda
独名 Wasserfalle
伊名  Aldrovanda 
西名 Aldrovanda
葡名 Aldrovanda
漢名 嚢胞狢藻
植物分類 モウセンゴケ科ムジナモ属
園芸分類  多年生草本 
用途 アクアリウム栽培
原産地 世界各地
花言葉
解説 ムジナモはモウセンゴケ科の多年草である。本種は、世界的にみても1属1種という珍しい存在である。根を持たない浮遊性の水生植物であり、食虫植物である。葉がハエトリグサ等と同様に二枚貝のような形状となっており水中の動物性プランクトンを補食する。細長い茎を中心に上述の捕虫葉が車輪の軸のように広がる。つまり、葉は、茎に輪生する。その形状から英名ではWaterwheel plantと呼ばれている。本種は根を持たない浮遊性の水生植物であるが、茎長は5~30㎝程度となる。夏場には、脇芽を出し、やがて分離をして増殖する。葉の長さ5~8㎜程度で、その先に長さ5㎜程度の捕虫葉がつく。本種は、冬季に冬芽を作り、水底で越冬し、春になると浮上する。夏場に開花することがあるが、白色の小花で、日中の1~2時間程度の開花時間である。更に、本種は、概して封鎖花であることも多く実際に観察出来る機会は少ないと言われている。
履歴 環境省RDB:絶滅危惧ⅠA類(CR)として指定され、絶滅とされている。
本種は17世紀にインドのカルカッタ地方で最初に発見されている。その後、世界各地で発見されているが、その殆どが絶滅していると言われている。
我が国では、明治23年(1980)に東京の江戸川で、故牧野富太郎博士によって発見されている。ムジナモの名は、牧野博士によって命名されている。
その後、利根川、信濃川、木曽川、淀川等で発見されたが、浮遊植物であることから、台風等の出水時に流出したり、水質汚染などにより次々と絶滅してしまっている。
掲載した写真は、群馬県館林市の「館林ムジナモを守る会」が保護増殖したものを、広く市民に頒布したものである。
その館林市では明治38年(1920)に城沼北岸の水路で発見されている。その後、市内の近藤沼や多々良沼でも発見され、大正5年(1920)に国の天然記念物の指定を受けたが、自然環境の変化等により絶滅とされ、昭和41年(1966)に指定を解除されている。
館林市とは利根川を挟んで隣接する埼玉県羽生市の宝蔵寺沼は昭和41年(1966)に我が国では唯一のムジナモ自生地として国の天然記念物指定を受けている。しかし、その唯一の自生地とされる羽生市の宝蔵寺沼も、台風時の出水等による流出により、野生種は絶滅してしまったとして、埼玉県RDBではムジナモを絶滅種としている。現在は、館林市同様に羽生市内の「ムジナモを守る会」が栽培し、増殖したものを宝蔵寺沼に放出している状況にあるという。  
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語  
備考